Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

パワハラから始まったフォトライフ<その3>

 

3年間をともに歩んだOM-D E-M1

yohane83.hatenablog.com

 (前回の続き)

OM-D E-M1を買ってから3年間、とても満足したフォトライフを送ることができました。

 

 

重さに関しては、標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROをつけていても大変軽く、大きさは手のひらに載るほど小さかったです。

 

おかげで、仕事や旅行などで機材の持ち運びが大変快適でした。

 

また、画質に関しては申し分なく、妻からは、印刷された写真を見て「(PENTAXと比較して)全然違う」と言われるほどきれいでした。

 

レンズは、他に以下の2本も購入しました。

 

 

この3本のレンズがあれば、大抵の被写体は撮影できました。

 

ちなみに、数ある25mm(換算50㎜)の中からLEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4を選んだのは、①明るいこと②味のある描写③ボケが美しい④コストパフォーマンスが高い、の4つの理由からです。

 

よくこのレンズは寄ることができないと言われていますが、確かにその通りではあります。

 

しかし、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROを持っていればそんな問題は解決されます。

 

もし、マイクロフォーサーズをお使いの方で標準レンズをお探しの場合は、このレンズを強くお勧めします。

 

以下に、作例をいくつか載せます。

 

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さて、3年間使用して不満がなかったのかと言われれば、そうではありません。

 

最大の不満は高感度撮影時の画質が低いことです。

 

個人的に、このカメラの常用感度の上限はISO800が限界だろうと考えています。

 

それ以上になると、残念ながらノイズが気になってきます。

 

ポートレート撮影時に、少し暗い部屋での撮影は大変苦労したし、撮影後のデータを見てがっかりしたこともありました。

 

後継機には、こうした点において改善してほしいと期待していたのですが…。

 

 

ついに、後継機発売! しかし…

 

2016年12月、ついに後継機OLYMPUS OM-D E-M1 MarkⅡが発表されました。

 

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII ボディー

OLYMPUS ミラーレス一眼 OM-D E-M1 MarkII ボディー

 

 

発表された資料の中には、こんな文章がありました。

 

画質面では、高速画像処理エンジン「TruePic VIII」の採用により、高感度撮影時の画質が向上し、ディテールを残したままノイズが少ない映像を得られるという。これにともなって、常用感度(ISO AUTO時)の上限がISO6400となり、さまざまな撮影シーンで柔軟に対応する。

 

 

 

僕はこれを読んで大いに期待しました。

 

しかし、某サイトに掲載されたサンプル写真(オーロラをはじめとする天体写真)を見て、大きく落胆しました。

 

それはノイズがひどく、まったく改善がなされていないように見受けられたのです。

 

発売後、サンプル写真が嘘であってほしいと願いつつ、購入された方の作例を見てさらに落胆しました。

 

結局、追尾AFと高速連射性能の向上だけで、他はそんなにE-M1(初代)と変わらないように思えました。

 

とはいえ、追尾AFと高速連射性能は実にすばらしかったです。

 

何度か試しに手にしたが、この点においてはE-M1(初代)から乗り換える十分な動機になるだろうとは思います。

 

しかし、僕はスポーツなど動くものを撮る機会がありません。

 

なので、こうした機能はあまり魅力的ではなかったのです。

 

ではα7シリーズに乗り換えるか?

 

いや、乗り換えてもレンズをそろえるのに莫大な資金が必要だし、底なしの沼にはまるのが目に見えています。

 

また、Gレンズを装着すると一眼レフフルサイズ機と重さや大きさが変わらなくなってしまいます。

 

それではE-M1 MarkⅢを待つか?

 

 

そうあきらめていたときに、僕はFUJIFILMと出会いました。