Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

パワハラから始まったフォトライフ<その2>

 

ミラーレスカメラとの出会い 

yohane83.hatenablog.com

 (前回の続き)

上司のパワハラにより、初任給のほとんどをPENTAX K-30につぎ込みました。

 

 

こうなったら、PENTAX K-30を使い倒すまで使ってやろうと思いました。

 

以下に、作例を掲載したいと思います。

 

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PENTAX K-30はエントリー機としては十分な性能で(むしろ高性能)、描写力は高かったです。

 

一方仕事では、CANON 5D MarkⅡと5D MarkⅢを中心に、イベント等を撮影しました。

 

この頃から、徐々に仕事でプロのカメラマンと一緒に仕事をするようになりました。

 

出会ったプロカメラマンの皆さんは、クライアントの要望に応えるべくどんな状況下でも臨機応変に対応し、素早くかつ正確に仕事をされていました。

 

そんな仕事ぶりを後ろから見ていて、大変勉強になりました。

 

ある時、とある広報媒体の冊子を製作する際に、ミラーレスカメラをメインにして仕事をされているカメラマンと出会いました。

 

そこで驚いたのが、ポートレートの撮影時にファインダーを覗かず、バリアングルモニターを見ながら撮影を進めていたことです。

 

その光景はとても新鮮で、撮影後にそのカメラマンからミラーレスカメラの利点をいろいろと教わりました。

 

以下に、その利点をまとめます。

 

利点1:機材が大変軽く、コンパクトで持ち運びに便利

利点2:ライブビュー撮影ができ、相手に威圧感を与えることがない

利点3:動画撮影でのクオリティが素晴らしい

利点4:被写界深度が深く、ピントを合わせやすい(マイクロフォーサーズのみ)

 

特に魅かれたのが、「利点1」です。

 

イベント時は、標準ズームレンズ(EF24-105mm F4L IS II USM)と望遠ズームレンズ(EF70-200mm F2.8L IS USM)をつけて走り回っていたので、機材の重さには大変うんざりさせられていました。

 

後日、出来上がった写真を見ると(もちろんレタッチのクオリティ等もあるだろうが)、大変きれいで満足のいくものでした。

 

そして、僕はミラーレスカメラへの買い替えを検討し始めました。

 

ついにミラーレスカメラを購入

 

ミラーレスカメラを使うプロカメラマンと出会ったことで、僕はミラーレスカメラにすっかり心を奪われてしまいました。

 

実はその出会いの前に、PENTAX K-30を使っていていくつか不満があり、どうしようか悩んでいたのです。

 

抱いていた不満の中で、特にレンズについて大きな不満がありました。

 

PENTAXのレンズの内、いくつかはかなり設計が古く、デジタルとの相性がかなり悪いと感じられました。

 

また、AF時の駆動音がうるさく、スナップ撮影やポートレート撮影時に大変苦労した(当時よく使用していたのはFA43mmF1.9 Limitedだった。描写力は高いのだが…)

 

 

だったらMFを使えばいいじゃないか、という話になるのだが、恥ずかしながら僕の腕ではMFでピントを合わせるのはかなり難しいのです。

 

ボディの方は、おおむね満足していたが、防塵・防滴と謳っていた割に、よくセンサーにごみがついたり、フィールド撮影時に動かなくなったりしました。

 

以上の経緯から、僕はミラーレスカメラに買い替えることにしました。

 

ところで、当時(2013~2014年)のミラーレス市場は黎明期から発展期に移り、かなり活発化していたと記憶しています。

 

OLYMPUSからはOM-D E-M1が、PanasonicからはDMC-DH4が、そしてSONYからはなんとミラーレスカメラとしては革新的なフルサイズ機α7シリーズが発売され、市場を席巻していました。

 

そうした中で、僕なりのカメラに対する条件をまとめてみました。

 

条件1:フィールド撮影もするので、防塵・防滴であること。

条件2:魅力的なレンズが揃っていること

条件3:見た目がかっこいいこと(☜これ重要!)

 

以上の条件の内、最初に候補に挙がったカメラはSONYのα7でした。

 

α7は、α99と同等の防塵・防滴性能を有し、しかもSONY製レンズにはとても魅力的なレンズが多くありました。

 

また、マウントアダプターを使えば、オールドレンズを使って撮影もできます。

 

しかしながら、僕の予算と大きくかけ離れていたため(SONY製は高い!)、あえなく断念。

 

次に候補として挙がったのは、OLYMPUSのOM-D E-M1です。

 

OM-D E-M1は、防塵・防滴性能を有し、しかも5軸手ブレ補正機構を搭載(この手ブレ補正機構はかなり強力だ)。

 

また、像面位相差AFとコントラストAFの最適な方を自動選択する独自の「DUAL FAST AF」が大きな魅力でした。

 

このオートフォーカスに関しては、本当にストレスなく、大変スムーズでした(ただし暗所は除く)。

 

レンズに関しては、Panasonicが製造するレンズの他、マイクロフォーサーズ規格に賛同する他社製のレンズが豊富にあり、魅力的かつ安価です。

 

こうしたことから迷いなく、PENTAX K-30を下取りに出し、OM-D E-M1(M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROレンズキット)を購入しました。