Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

京都コーヒー紀行|清水五条エリア

 

先日、京都を訪れました。

 

yohane83.hatenablog.com

 

 京都市はコーヒーの購入数量において全国1位(※)ということもあり、せっかくなのでおいしいコーヒー屋さんに行くことに決めました。

 

今回は京阪線をメインに移動するため、清水五条駅周辺エリアに絞り、以下の2店にお邪魔しました。

 

コーヒーの味がどうこうと批評できるほどの専門家ではないので、ここではあくまでのお店の紹介と個人的な感想を書いていきます。

 

(※)総務省統計局より

www.stat.go.jp

 

 

Dongreeコーヒースタンドと暮らしの道具店

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清水五条から徒歩7分ほどの場所にあるお店です。

 

こちらでは、コーヒーと「暮らしの道具」を扱っています。

 

コーヒーは一杯ずつハンドドリップで丁寧に淹れられ、店内またはテイクアウトで楽しむことができます。

 

このお店の最大の特徴は、京都の5つの焙煎専門店のコーヒーを飲み比べることができ、それぞれの魅力を楽しめるというところです。

 

今回は、深煎りのドリップコーヒーをテイクアウトして、自宅で飲み比べをするために「五焙〜京都5焙煎職人のコーヒー豆セット〜」を購入しました。

 

店内はゆっくりとした時間が流れていて、テイクアウトで注文したことを少し後悔したほどでした。

 

次回は店内でゆっくりとコーヒーを楽しみたいです。

 

その後、淹れたてのコーヒーを手に清水五条エリアをスナップしました。

 

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温かくおいしいコーヒーを片手にスナップするという何とも贅沢な時間を過ごすことができました。

 

 

市川屋珈琲

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おいしいコーヒーを飲みながら写真を撮っていると、だんだんと小腹がすいてきました。

 

そこで次に向かったのが市川屋珈琲です。

 

市川屋珈琲は、清水五条から徒歩10分ほどの場所にあるお店です。

 

こちらのお店はおいしいコーヒーの他に、旬のフルーツを使ったフルーツサンドも楽しむことができます。

 

今回注文したときは、イチゴとグレープフルーツでした(撮影許可済み)。

 

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コーヒーは市川屋ブレンドを選びました。

 

深みのあるすっきりとした味わいで、大変おいしかったです。

 

またフルーツサンドも絶品でして、使われている生クリームがさっぱりとしていて甘すぎないところがよかったです。

 

いやはや、ここでも贅沢な時間を過ごすことができました。

 

ご馳走さまでした。

 

 

最後に

 

半日という短い時間でしたが、大変満足することができました。

 

そしてもっと京都のコーヒー文化に触れてみたいと思いました。

 

次回、また京都を訪れる際は、おいしいコーヒーを求めていろいろ巡りたいです。

 

 

<撮影機材>

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

 
FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

 

 

 

 

カメラが写した80年前の中国|京大総合博物館特別展

華北交通写真」に魅かれて

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先日、京都に行ってきました。

 

yohane83.hatenablog.com

 

その際に京都大学総合博物館を訪れ、特別展「カメラが写した80年前の中国-京都大学人文科学研究所所蔵 華北交通写真-」を鑑賞しました。

 

タイトルから、日中戦争の凄惨な写真をイメージされるかもしれませんが、今回の写真展はそうではありません。

 

戦時中、華北の交通インフラの整備を目的として設立された華北交通が広報用に撮った写真が展示され、当時を知ることができる貴重な風土、民俗、文物などを見ることができます。

 

現代の人々の様子を写すストリートスナップを撮っている自分にとって、大変興味深い内容でした。

 

 

軍からの検閲を逃れたストック・フォト

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京大に保管されている華北交通による広報用のストック・フォトは、その数なんと3万5千点以上という膨大な量です。

 

それらは広報用のストック・フォトとして撮影されたものであり、当時公開されたものを除いて、軍からの検閲の規制の対象とはならなかったようです。

 

そのため、当時の華北を生きた人々の暮らしや土地の風景などがうかがえます。

 

まあでも、軍の検閲の対象とならなかったとはいえ、華北交通による広報用のストック・フォトですので、撮影者のバイアスがあったことは想像できなくはないです。

 

それでも、当時を知る貴重な記録であることは間違いないです。

 

 

カメラはただの「道具」である

 

展示されている写真を見て、撮影者は仕事として撮っているけれども、たぶん純粋にそして真剣に楽しみながら写真を撮っていたのではないかと感じました。

 

それはまるで、ジブリ映画「風立ちぬ」の主人公が純粋に飛行機への憧れから零戦を開発したように、彼らも無心でシャッターを切っていたのではないでしょうか。

 

それから、僕はつくづく「カメラはただの道具」であるということを再認識しました。

 

カメラは単なる道具に過ぎず、その道具から映し出された写真は記録であるけれども、撮影者の意思によって千変万化する物語である、と。

 

僕は、当時これらの写真を撮った撮影者たちが何を思い、何を感じてシャッターを切ったのか訊ねたくなりました。

 

 

特別展の詳細について

 

特別展の詳細については下記をご確認ください。

 

特に休館日などにはご注意ください。

 

www.kyoto-u.ac.jp

 

なお、これらのストック・フォトは、華北交通アーカイブでもご覧いただけるようですので、興味のある方はぜひ。

 

codh.rois.ac.jp

 

 

<撮影機材>

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

 
FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

 

 

 

京都ストリートスナップ|XF16mmF1.4 R WR

Kyoto Monochrome

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仕事の関係で京都へ。

 

この日は移動日だったので、午前中に到着した後にコーヒーを飲みながらストリートスナップをし、午後からは写真展を鑑賞しました。

 

写真はすべてXF16mmF1.4 R WRのみで撮りました。

 

一部トリミング加工しております。

 

なるべく観光地としての京都ではなく、リアルな京都を捉えたつもりです。

 

なので、どれも京都らしさはあまり感じられない写真になってしまいました(笑)。

 

 

 <撮影機材>

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

 
FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

 

 

 

< 京都でコーヒー巡りをしてきた話>

yohane83.hatenablog.com

 

 <京大総合博物館の特別展で写真展を見てきた話>

yohane83.hatenablog.com

 

多摩川河川敷|XF35mmF2 R WR × XF90mmF2 R LM WR

流木をスローシャッターで撮る

 

先日、友人からいい流木があるとの情報を得て多摩川河川敷へ。

 

今回は流木をメインに、スローシャッターで撮ろうと思いまして、XF35mmF2 R WR用にNDフィルターを購入しました。

 

水面を滑らかに撮りたかったので、ND64を選択しました。

 

 

それで、撮れたのが以下の写真です。

 

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ND64で十分だと思ったのですが、まだまだ足りなかったようです。

 

水面も少し中途半端な滑らかさになってしまいました。

 

今度はこの上に、さらにND16を重ねて撮ろうかと思います。

 

そのあと、XF90mmF2 R LM WRに付け替えて河川敷を撮りました。

 

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寒かったので、数カットだけ撮って帰りました。

 

この季節の撮影は、手がかじかんでつらいです。

 

 

FUJIFILM 単焦点望遠レンズ XF90mmF2 R LM WR
 

 

 

もう二度と聴けない?! 激烈メタル・ボーカリスト5選

 

世の中には惜しくも解散したり、脱退してしまったり、あるいは故人となってしまい、もう二度とその声を聴くことができないメタル・ボーカリストがいます。

 

そんなバンドの中で、個人的にもう一度その声が聴きたいと思えるボーカリストを5名を紹介していきたいと思います。

 

 

1.Lord Worm(元Cryptopsy)

カナダ出身の超技巧派デスメタル・バンドCryptopsyの初期メンバーで、1997年に一度脱退した後に2003年に復帰しますが、2007年に再び脱退してしまい、そして今に至ります。

 

やはり、彼は何といっても歌詞が聞き取れないほどのグロウルなデスボイスが特徴的でした。

 

聴く者が思わず恐れおののくような、そんなデスボイスを出せるのはジョージ・フィッシャー(Cannibal Corpse)他、数名くらいでしょう。

 

おすすめのアルバムは名盤『None So Vile』です。

 

ナン・ソー・ヴァイル

ナン・ソー・ヴァイル

 

 

 

 

2.Jared MacEachern(元Sanctity、現Machine Head)

SanctityはTriviumのMatthew Kiichi Heafyによって見いだされ、名門レーベルであるRoad Runner Recordsからデビューし、そしてMegadethのDave Mustaineがその実力を認めたほどのバンドでした。

 

しかし、デビューアルバム『Road to Bloodshed』をリリース後すぐに解散してしまいました。

 

今でも活動していたら、とてつもないすごいことになっていたかもと思えるバンドです。

 

そんなバンドのボーカルだったJared MacEachernは、現在ではMachine Headのベーシストとして活動されているようです。

 

Sanctityの復活とまではいいませんが、またあの独特な深みのある声が聴きたいです。

 

ロード・トゥ・ブラッドシェッド

ロード・トゥ・ブラッドシェッド

 

 

 

 

3.Edward Butcher(元I Killed the Prom Queen等)

オーストラリア出身のI Killed the Prom Queenは2008年に一度解散し、その3年後の2011年に再結成されたメタルコア・バンドです。

 

今回紹介するEdward Butcherはたった1年間(2006年~2007年)しか在籍しておらず、またスタジオアルバム『Music for the Recently Deceased』1枚のみの参加となっています。

 

彼のデスボイスは深みと残虐さを兼ね備えていながら、歌詞がダイレクトに伝わるという稀有な声でした。

 

ちなみに、脱退後はEternal Lordというバンドに加入し、『Blessed Be This Nightmare』という素晴らしいアルバムを出しますが、その後すぐに解散してしまいます。

 

つまり、彼のデスボイスが聴けるのはこの2枚のみということになるでしょう。

 

本当にこの声が好きだったので、非常に残念でなりません。

 

ミュージック・フォー・ザ・リーセントリー・ディシースト

ミュージック・フォー・ザ・リーセントリー・ディシースト

 
Blessed Be This Nightmare

Blessed Be This Nightmare

 

 

 

4.Mark Hunter(元Chimaira)

 アメリカはオハイオ州出身のメタルコア・バンドであるChimairaは、1998年の結成から2014年の解散までの間にスタジオアルバム7枚リリースしたり、何度か来日したり、実にアクティブに活動していました。

 

その分、解散は非常に残念でしたが・・・。

 

そんなバンドの中心人物ともいえるボーカルのMark Hunterは、ラップ調から陰鬱でドロドロとした曲まで幅広く表現できる技量を持ち、そして何といっても暴虐的なシャウトは圧巻でした。

 

個人的に、一番のおすすめは『Resurrection』です。

 

Resurrection [Explicit]

Resurrection [Explicit]

 

 

 

5.Mitch Lucker(元Suicide Silence)

 デスコアの雄Suicide Silenceは2002年に結成以来、シーンを席巻しつづけているバンドです。

 

僕が彼らを知ったのは、Mayhem Festival 2008でのライブパフォーマンスを動画サイトで見てからで、その後デビューアルバムの『The Cleansing』を急いで購入しました。

 

未だに、Mitch Luckerのデスボイスを聞いた当時の衝撃が忘れられません。

 

あんなに激烈で脳天を突き抜けるような声は他にいなかったからです。

 

僕は一瞬で彼のファンになりました。

 

そしてセカンドアルバム『No Time to Bleed』を発表し、その後の活動が期待される中で悲劇が起こったのです。

 

それは2012年11月、Mitch Luckerはバイク事故により28歳の若さで亡くなってしまいました。

 

あまりの突然の死に、僕は茫然としてしまいました。

 

バンドはその後、All Shall PerishのHernan "Eddie" Hermidaを迎え、活動を継続しています。

 

Mitch Luckerがお亡くなりなってもう6年以上経ちますが、まだ彼のデスボイスは脳裏に焼き付いています。

 

Cleansing (Bonus CD)

Cleansing (Bonus CD)

 

 

 

もう一つの人類補完計画―『すばらしい新世界』が提示する幸福―

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物語のあらすじ

 すべてを破壊した“九年戦争”の終結後、暴力を排除し、共生・個性・安定をスローガンとする清潔で文明的な世界が形成された。人間は受精卵の段階から選別され、5つの階級に分けられて徹底的に管理・区別されていた。あらゆる問題は消え、幸福が実現されたこの美しい世界で、孤独をかこっていた青年バーナードは、休暇で出かけた保護区で野人ジョンに出会う。

※「BOOK」データベースより

 

 

もう一つの「人類補完計画

 『すばらしい新世界』は、英国の作家オルダス・ハクスリー(1894-1963)が1932年に発表したディストピアSF小説です。

 

まず本著を読んで、今の時代に合わせた翻訳に助けられているとはいえ、とても1932年に発表されたものとは思えないような先見性と洞察力に驚嘆しました。

 

特に驚いたのは、小説の舞台である世界国家「すばらしい新世界」の安定を目的とした以下の社会システムです。

 

  • 人間を人工授精と受精卵クローニングで“大量生産”
  • “大量生産”時に優生学的操作で社会階級とその後の人生を決定
  • 幼少期からの洗脳教育による階級(カースト)の正当化
  • 家族制度の廃止とフリーセックスの奨励
  • 合法ドラッグ「ソーマ」による現実逃避の推奨

 

これらの多くは現代の科学において現実可能なものばかりである反面、倫理の面では完全に論外です。

 

しかしながら、この社会「すばらしい新世界」で暮らす人々は、誰もが充足した安寧の日々を送っているのです。

 

万人の心が満たされ幸福になる――そう、手段は違えどアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」のキーである「人類補完計画」に類似していると言えます。

 

ちなみに「人類補完計画」とは、簡単に言えば人類を一つの生命体に進化させ、魂を一つに補完することで、それまで別々だった人類の魂が一つになり、心の隙間が満たされて幸せになるというものです。

 

つまり、「すばらしい新世界」は社会システムによって補完されたある意味“楽園”なのです。

 

 

“野人”ジョンと碇シンジ

 物語の後半の主人公ともいうべき“野人”ジョンは、父親不在のうちに幼少期を過ごし、そして物語の途中で母親を失います。

 

一方、碇シンジはというと、幼少期で母を失い、また父親不在のうちに過ごしています。

 

どちらも非常に類似した境遇であり、物語中で“母なるもの”を求めているように思えます。

 

例えばジョンは、母の最期を看取るときに母との記憶を呼び起こしたり、子どもとしての自分を最後に見てほしいという衝動から、ソーマで夢うつつの母親を無理やり目覚めさせようとしたりします。

 

そうした“母なるもの”などの喪失を経験したせいか、二人ともかなり内罰的です。

 

そしてその内罰的な思考から、どちらも悲劇的な道をたどることになります。

 

 

不幸になることを選べる権利は幸福なのか?

 物語の終盤で、ジョンは「すばらしい新世界」を統治する数少ない支配者であるムスタファ・モンドとこの世界のあり方について問答します。

 

そこでジョンは、人間の尊厳を死守するため権利を要求します。

 

その権利とは、「幸福になる」ことも「不幸になること」も選択できる自由です。

 

それを聞いたムスタファ・モンドは、あっさりとその要求を受け入れます。

 

そしてジョンは結果的に「不幸になること」を選択し、「すばらしい新世界」に敗北して自殺してしまいます。

 

この最後の結末においては、碇シンジと異なります。

 

彼は幾度となく絶望を乗り越え、最後は「人類補完計画」を否定し、自己を肯定するまでに成長します。

 

このジョンの自殺は大変ショッキングで、結果的に肯定していた自由によって殺されたことになり、また「すばらしい新世界」の勝利という風に捉えられてしまいます。

 

しかし、「すばらしい新世界」のような人間の尊厳を踏みにじるような世界を望みません。

 

不幸になることも選べる自由は残酷ではありますが、一方の幸福になるという選択肢は残されているということでもあります。

 

そして願わくば、この世界にまだ幸福になるための選択肢が残されていることを祈っています。

 

 

 

 

アクアパーク品川|XF16mmF1.4 R WR

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新年早々、子どもを連れて水族館に行ってきました。

 

イルカショーを見たい、ということでアクアパーク品川に行きました。

 

水族館ってなかなか被写体がありそうでないんですよね。

 

ということで、多重露光で撮ってみたりしました。

 

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館内は非常に暗いのでISO感度を上げて撮ったのですが、さすがX-Pro2です、ノイズが非常に抑えられています。 

 

今年もこのカメラでガンガン撮ろうと思います!

 

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

FUJIFILM ミラーレス一眼 X-Pro2 ボディ X-Pro2

 
FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR