Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

2017年ノーベル文学賞受賞者を真剣に予想してみる

そろそろノーベル賞の時期が近づいてきた。

 

ということで、今年のノーベル文学賞の有力候補者を真剣に予想してみる。

 

国際的な文学賞の受賞者=有力候補?

過去のノーベル文学賞受賞者が受賞した、他の国際的な文学賞の受賞歴から予想していく。

 

主なノーベル文学賞受賞者を輩出した国際的文学賞は以下のとおり。

 

※右側の人数は、後にノーベル文学賞を受賞した人数

 

そして、上記の文学賞を複数受賞している有力候補者を以下に挙げていく。

 

 

その中でも3つ以上を受賞しているのは、

 

 

である。

 

ということで、この時点ではこの5名が有力候補というわけだが、必ずしも国際的な文学賞をたくさん受賞したからノーベル文学賞が受賞できるというわけではないので、あくまでも参考程度に見てほしい。

 

出身国で見る受賞者たち

まず大前提に、近年における受賞者の出身国は連続しないということだ。

 

昨年は、ボブ・ディランが受賞したので、今年はほぼ100%アメリカ出身の作家等は受賞しないと言ってもいいだろう。

 

それでは、過去20年の受賞者たちの出身国から、地域別に見てみよう。

 

  • ヨーロッパ:14名
  • 北米:2名
  • アジア:2名
  • 南米:1名
  • アフリカ:1名

 

こうしてみると、ヨーロッパ出身者がとても多い。

 

以上から、2通りのことが考えられる。

 

①今年もヨーロッパ出身者が有力候補

②非ヨーロッパ・北米系の出身者が有力候補

 

結局、誰が有力候補なのか

以上より、国際的な文学賞の受賞歴と出身国・地域から考察してきた。

 

受賞歴からは、以下の方々が有力候補と考えてもいいと思う。

 

 

そして、出身国・地域から考えると、以下の方々に絞られてくると考えられる。

 

 

上記5名は、過去20年における受賞者の出身国と重ならない。

※年齢も考察の対象に含めた。

 

そして、もしこの中からさらに絞るのであれば、イスマイル・カダレ(アルバニア)とデイヴィッド・マルーフ(オーストラリア)だろう。

 

理由としては、ノーベル文学賞受賞者のうち、アルバニア出身者はおらず、またオセアニア圏の出身者が1人しかいないからだ。

 

さて、今年は誰が受賞するのだろうか?

 

昨年のようなサプライズはあるのだろうか?

 

非常に楽しみである。

 

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