Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

もう二度と聴けない?! 激烈メタル・ボーカリスト5選

 

世の中には惜しくも解散したり、脱退してしまったり、あるいは故人となってしまい、もう二度とその声を聴くことができないメタル・ボーカリストがいます。

 

そんなバンドの中で、個人的にもう一度その声が聴きたいと思えるボーカリストを5名を紹介していきたいと思います。

 

 

1.Lord Worm(元Cryptopsy)

カナダ出身の超技巧派デスメタル・バンドCryptopsyの初期メンバーで、1997年に一度脱退した後に2003年に復帰しますが、2007年に再び脱退してしまい、そして今に至ります。

 

やはり、彼は何といっても歌詞が聞き取れないほどのグロウルなデスボイスが特徴的でした。

 

聴く者が思わず恐れおののくような、そんなデスボイスを出せるのはジョージ・フィッシャー(Cannibal Corpse)他、数名くらいでしょう。

 

おすすめのアルバムは名盤『None So Vile』です。

 

ナン・ソー・ヴァイル

ナン・ソー・ヴァイル

 

 

 

 

2.Jared MacEachern(元Sanctity、現Machine Head)

SanctityはTriviumのMatthew Kiichi Heafyによって見いだされ、名門レーベルであるRoad Runner Recordsからデビューし、そしてMegadethのDave Mustaineがその実力を認めたほどのバンドでした。

 

しかし、デビューアルバム『Road to Bloodshed』をリリース後すぐに解散してしまいました。

 

今でも活動していたら、とてつもないすごいことになっていたかもと思えるバンドです。

 

そんなバンドのボーカルだったJared MacEachernは、現在ではMachine Headのベーシストとして活動されているようです。

 

Sanctityの復活とまではいいませんが、またあの独特な深みのある声が聴きたいです。

 

ロード・トゥ・ブラッドシェッド

ロード・トゥ・ブラッドシェッド

 

 

 

 

3.Edward Butcher(元I Killed the Prom Queen等)

オーストラリア出身のI Killed the Prom Queenは2008年に一度解散し、その3年後の2011年に再結成されたメタルコア・バンドです。

 

今回紹介するEdward Butcherはたった1年間(2006年~2007年)しか在籍しておらず、またスタジオアルバム『Music for the Recently Deceased』1枚のみの参加となっています。

 

彼のデスボイスは深みと残虐さを兼ね備えていながら、歌詞がダイレクトに伝わるという稀有な声でした。

 

ちなみに、脱退後はEternal Lordというバンドに加入し、『Blessed Be This Nightmare』という素晴らしいアルバムを出しますが、その後すぐに解散してしまいます。

 

つまり、彼のデスボイスが聴けるのはこの2枚のみということになるでしょう。

 

本当にこの声が好きだったので、非常に残念でなりません。

 

ミュージック・フォー・ザ・リーセントリー・ディシースト

ミュージック・フォー・ザ・リーセントリー・ディシースト

 
Blessed Be This Nightmare

Blessed Be This Nightmare

 

 

 

4.Mark Hunter(元Chimaira)

 アメリカはオハイオ州出身のメタルコア・バンドであるChimairaは、1998年の結成から2014年の解散までの間にスタジオアルバム7枚リリースしたり、何度か来日したり、実にアクティブに活動していました。

 

その分、解散は非常に残念でしたが・・・。

 

そんなバンドの中心人物ともいえるボーカルのMark Hunterは、ラップ調から陰鬱でドロドロとした曲まで幅広く表現できる技量を持ち、そして何といっても暴虐的なシャウトは圧巻でした。

 

個人的に、一番のおすすめは『Resurrection』です。

 

Resurrection [Explicit]

Resurrection [Explicit]

 

 

 

5.Mitch Lucker(元Suicide Silence)

 デスコアの雄Suicide Silenceは2002年に結成以来、シーンを席巻しつづけているバンドです。

 

僕が彼らを知ったのは、Mayhem Festival 2008でのライブパフォーマンスを動画サイトで見てからで、その後デビューアルバムの『The Cleansing』を急いで購入しました。

 

未だに、Mitch Luckerのデスボイスを聞いた当時の衝撃が忘れられません。

 

あんなに激烈で脳天を突き抜けるような声は他にいなかったからです。

 

僕は一瞬で彼のファンになりました。

 

そしてセカンドアルバム『No Time to Bleed』を発表し、その後の活動が期待される中で悲劇が起こったのです。

 

それは2012年11月、Mitch Luckerはバイク事故により28歳の若さで亡くなってしまいました。

 

あまりの突然の死に、僕は茫然としてしまいました。

 

バンドはその後、All Shall PerishのHernan "Eddie" Hermidaを迎え、活動を継続しています。

 

Mitch Luckerがお亡くなりなってもう6年以上経ちますが、まだ彼のデスボイスは脳裏に焼き付いています。

 

Cleansing (Bonus CD)

Cleansing (Bonus CD)