2018年の個人的な課題図書
1月1冊-課題図書-
今年の抱負の中で、「毎月、一冊以上の課題図書を設定して読書する」というものを掲げたので、以下にそれぞれの月ごとの課題図書を設定してみた。
1月 芽むしり仔撃ち/大江健三郎
2月 蠅の王/ウィリアム・ゴールディング
3月 気流の鳴る音-交響するコミューン-/真木悠介
4月 ロード・ジム/ジョゼフ・コンラッド
6月 すばらしい新世界/オルダス・ハクスリー
8月 見る前に跳べ/大江健三郎
9月 ヒューマン・ステイン/フィリップ・ロス
10月 不幸な女/リチャード・ブローティガン
12月 ヴァインランド/トマス・ピンチョン
ほとんどは積読本である。
中には5年以上も放置している本もある。
いい加減に読まないと罰が当たりそうで怖い…。
読後は感想をまとめて掲載していきたいと思っている。
まずは今月の課題図書『芽むしり仔撃ち』だ。
大江健三郎って何だか難解なイメージがあったが、これまで『死者の奢り/飼育』と『個人的な体験』を読んでみて、そこまでではないかな…と思っている。
それよりも、レトリックや自然の描写がすばらしく、何度もハッとさせられた(特に『個人的な体験』の冒頭は見事だと思う)。
外国文学ばっかり読んでいると、どうしても翻訳の文体に慣れてしまい、なかなか美しい日本語に出会うことが無い。
今後はきちんと日本文学も読んでいこうと思う。