アパート管理運営会社から家賃値上げの通知がやってきた(その3/最終話)
2週間以上音沙汰なし
A社に電話してから2週間以上経ち、何も音沙汰がありませんでした。
気がつけば、契約更新日まであと1ヶ月。
さすがに心配になり、こちらからA社に電話して、状況を訊いてみました。
いい加減な理由で家賃値上げをしないでほしい
前回電話で対応したA社の担当者に状況を訊いたところ、遅くなって申し訳ないと謝罪した上で、以下の回答が返ってきました。
「本社に確認したところ、家賃値上げの根拠となる資料が届いたのですが、内容を確認するとちょっと…」
ちょっと? 急に歯切れが悪くなりました。
それじゃあ、私が事務所に赴いて根拠となる資料をいただくのと同時に、説明を受ければよろしいですか、と訊ねました。
すると担当者はあわてて、そんなことまでしていただくことはありませんといい、次のような驚くべきことをいったのです。
「私の方から本社に、家賃値上げはせずに、据え置きで更新できないかどうか交渉します。もう少しお時間をください」
え? 値上げ無し?
一瞬、あっけにとられましたが、値上げ無しで更新できるのであればこれ以上望むことはありません。
それではよろしくお願いします、といって電話を切りました。
数日後、再び契約更新の書類が届きました。
そこには、家賃の値上げなし(据え置き)で更新したいと書かれていたので、署名・捺印して送り返しました。
よくよく考えてみれば、その本社から届いた根拠資料というのは、担当者からみてもお粗末な内容だったのではないでしょうか。
そう考えると沸々と腹が立ってきましたが、結果的に家賃据え置きで更新できたのでよかったといえばよかったです。
以上がアパート管理会社大手の対応です。
はっきり言って、入居者を馬鹿にしたような対応で腹立たしかったです。
しかも、相手は民法やら借地借家法やらを熟知している上でやっているので、余計に腹立たしいです。
大手でさえこんなことをするので、本記事をご参考に、「権利の上に眠る者」にならないよう気をつけていただければ幸いです。