Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

2018年の個人的な課題図書

1月1冊-課題図書-

yohane83.hatenablog.com

 

今年の抱負の中で、「毎月、一冊以上の課題図書を設定して読書する」というものを掲げたので、以下にそれぞれの月ごとの課題図書を設定してみた。

 

1月  芽むしり仔撃ち/大江健三郎

2月  蠅の王/ウィリアム・ゴールディング

3月  気流の鳴る音-交響するコミューン-/真木悠介

4月  ロード・ジム/ジョゼフ・コンラッド

5月  オン・ザ・ロードジャック・ケルアック

6月  すばらしい新世界/オルダス・ハクスリー

7月  巨匠とマルガリータ/ミハイル・A・ブルガーコフ

8月  見る前に跳べ/大江健三郎

9月  ヒューマン・ステイン/フィリップ・ロス

10月  不幸な女/リチャード・ブローティガン

11月  みみずくは黄昏に飛び立つ/村上春樹川上未映子

12月  ヴァインランド/トマス・ピンチョン

 

ほとんどは積読本である。

 

中には5年以上も放置している本もある。

 

いい加減に読まないと罰が当たりそうで怖い…。

 

読後は感想をまとめて掲載していきたいと思っている。

 

まずは今月の課題図書『芽むしり仔撃ち』だ。

 

芽むしり仔撃ち (新潮文庫)

芽むしり仔撃ち (新潮文庫)

 

 

大江健三郎って何だか難解なイメージがあったが、これまで『死者の奢り/飼育』と『個人的な体験』を読んでみて、そこまでではないかな…と思っている。

 

それよりも、レトリックや自然の描写がすばらしく、何度もハッとさせられた(特に『個人的な体験』の冒頭は見事だと思う)。

 

個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)

個人的な体験 (新潮文庫 お 9-10)

 

 

外国文学ばっかり読んでいると、どうしても翻訳の文体に慣れてしまい、なかなか美しい日本語に出会うことが無い。

 

今後はきちんと日本文学も読んでいこうと思う。