Flare

写真とカメラにをメインに、そして時々ヘビメタや文学関係を書いています。

XF16mmF1.4 R WRは小さな子供を撮るにも最適なレンズ

新たなる悩み

 

子どもが生まれてから1年半が経とうとしています。

 

その間、カメラをオリンパスからフジフィルムに変え、またレンズもズームから単焦点のみにしました。

 

現在の手持ちの機材は以下のとおり

 

FUJIFILM X-Pro2

・XF23mmF2 R WR

・XF35mmF2 R WR

RICOH GR

 

最近まではこれらの機材で子供を撮っていて、何ら問題ありませんでした。

 

寝ているかハイハイだったので、悠長に構図とか考えながら撮ることができました。

 

しかし、数か月前に子供が歩くことを憶え、そして最近では小走りするようになったのです。

 

すると、悠長にカメラを構えていることができなくなってしまいました。

 

一瞬の動きを撮らないといけない・・・。

 

しかも、まだ親から離れて歩くのが怖いのか、いつもぴったりと身を寄せてきます。

 

少し離れて撮ろうとすると、テテテテテとこっちに全力で向かてきます。

 

なんとかXF23mmF2 R WRの画角で対応できるますが、目の前まで迫ってきてしまうとピントが合わなくなってしまいます。

 

それでは画角の広いRICOH GR(換算28mm)で撮ろうとしますが、残念ながらAFが子供のスピードに追いつかないことが多々ありました。

 

さあ、困ったことになりました。

 

 

次はXF56mmF1.2 Rだと決めていたけれど…

 

最近までは、子どもをきれいに撮るためにXF56mmF1.2 Rを購入することを決めていました。

FUJIFILM 単焦点中望遠レンズ XF56mmF1.2 R

FUJIFILM 単焦点中望遠レンズ XF56mmF1.2 R

 

 

いろいろ作例を見ても、やはり高い描写力と圧倒的なボケの美しさが目を引きます。

 

しかしながら、現在の状況でこのレンズを使いこなせるかかなり不安になってきました。

 

すると、23mm(換算35mm)より広角――そして、できれば室内でも撮れるように明るいレンズがいい。

 

そうすると、候補に挙がるのがXF16mmF1.4 R WRです。

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

FUJIFILM 単焦点超広角レンズ XF16mmF1.4 R WR

 

 

でも16mm(換算24mm)でポートレートってどうなのだろう?

 

 

子どもの撮影=ポートレートではない 

 

「24mm」「ポートレート」でググってみると、一応ポートレートを広角で撮ることについてのテクニックを紹介する記事がいくつかあります。

 

しかし、やはり広角レンズの性質である「歪み」故に、ポートレートに適さないという記事も目につきます。

 

そりゃそうだよな、と思いながら今度は「24mm」「子供」でググると、意外にも多くの記事がヒットしました。

 

いくつか記事と作例を見て気がついたのですが、「子どもの撮影=ポートレートではない」ということです。

 

子どもを撮るということは、子どもをきれいに撮るのはもちろんですが、どこで何をしたかという記録の役割もきちんと同時に果たさないといけません。

 

逆にポートレートは記録写真の役割を果たすというよりも、人物の美しさとかその雰囲気を芸術へと昇華させようとする方に力点が置かれていると思います。

 

もちろん、ポートレートには記録の意味も込められているものもありますが、それでも人物>風景(場所)だと思います。

 

換言すれば、子どもの撮影の場合は人物=風景=時間なのです。

 

そういえば、妻に子どもの写真を見せると、背景がボケている写真よりもある程度絞って撮った写真の方がいい反応を返すことがあります。

 

いやはや、こういうことに気がつくのが遅かったです・・・。

 

 

そしてXF16mmF1.4 R WRを購入

 

とはいえF1.2が写し出す世界には憧れます。

 

XF56mmF1.2 Rで子どもを撮ってみたいな・・・と後ろ髪を引かれながらも、ついにXF16mmF1.4 R WRを購入しました。

 

購入してからすぐ旅行に行くことになっていたので、XF16mmF1.4 R WRを持っていって試しに撮ってみました。

 

f:id:yohane83:20171110115118j:plain

 

結論から言うと、XF16mmF1.4 R WRは間違いなく小さな子供を撮るレンズとして持っておくべきだと言えます。

 

やはり、子どもの近くにいながら子どもと風景を一緒に撮るとなると、16mm(換算24mm)がちょうどいいです。

 

そして、F1.4という明るさ。

 

薄暗い飲食店でも、シャッタースピードを稼げます。

 

あと何よりも、最短撮影距離15cmなので子どもが目の前に迫ってもピントが合うので、大変ありがたいです。

 

一番心配だったのは、歪曲です。

 

確かに周辺部でほんの少し歪曲が見られますが、それは本当に些細なもので、全体としてはよく補正されており、まったくもって素晴らしいの一言に尽きます。

 

また、コンティニュアスAFの際にきちんとピントを捉えられるかどうかも心配だったのだが、X-Pro2との相性もあって、だいたい捉えることができました。

 

旅行には、このレンズの他にXF23mmF2 R WRとXF35mmF2 R WRの2本も携帯していきましたが、一度も取り替えることもなく、XF16mmF1.4 R WR一本で十分対応できました。

 

f:id:yohane83:20171110115153j:plain

 

Xユーザーで、小さなお子様がいらっしゃる方は、ぜひこのXF16mmF1.4 R WRを強くおすすめします。

 

最後に、XF16mmF1.4 R WRを使って思ったのが、「このままだとXF23mmF2 R WRの出番が無くなる気がする・・・」です。

 

とほほ・・・。

 

 

<1年間使用した感想等をまとめた記事はこちらです>

yohane83.hatenablog.com